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何年経っても形が定まらず。イロイロ、テキトーに書いてます。
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◇MSイグルー2
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やっと見れました。といっても一巻はもう少し前に見たんですけどね。
いや~、MSの挙動などやディティールなどのこだわりは前作で重々理解していたのですが、今作はそれ以上ですね。
前にこのブログで今作について書いた時に戦車対MSと書いたのですが、ちょっとそれは間違いで、今作のテーマはMSの実戦投入が遅れたことで、追い詰められつつある地球連邦軍の死闘です。副題「重力戦線」とはそのことで、重力に引かれた死神の在るところ、という感じ。実際に死神出てきます。


◇展開

というわけですから、前作は宇宙戦が多く、切迫したジオンサイド、戦争末期の描写だったのに比べて、今作は完全に陸戦メインで、連邦の敗戦が続いた戦争初期の描写です。

今作、登場人物が死神に取りつかれた、もしくは魅入られたという設定であり、深い傷を抱きながらも戦わずにいられない、戦場に赴かなければいけない状況にある。それはある意味異常なほど。

もちろんSFアニメですから、戦闘シーンが一番の見せ場なのはもちろんですが、戦争そのものへの憤り、儚さ、虚しさを訴えているのはシリーズ共通です。

今回は人物描写を際立たせるために、殉職者は、配属と戦歴が表示されるようになりました。なんかもうドキュメンタリーみたいです。

◇んで、メカの話

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61式5型。「機動戦士ガンダム」作中で、ジャブロー戦にもちょっと出てきて、アッガイとかズゴックにボコボコにされた(であろう)戦車です。
アニメ調の変な紫色じゃなくて、砂漠戦用のベージュカラーです。

もちろん、戦車ということ自体に、強いミリタリー的キャラクターがあるのですが、155m二連装滑空砲の説明セリフとか、もう、完全な戦争話です。

2話に登場するのですが、タイトル「陸の王者、前へ」の名の通り、陸戦最強の兵器なのですが、MSの前には機動性能も、攻撃・防御性能も圧倒的に不利。「戦争にMSなんざ、持ち込んでんじゃねぇ!」とは連邦の戦車乗りの台詞。

イグルー一作目(以降イグルー1と書きます)でも、ジオンの戦車型MAが登場しましたが(アレ、あの時もザクと戦ってたな。連邦軍に鹵獲されたザクの小隊という設定だった)、やっぱりキャラピラで大地を疾走する大砲っていうのは、勇猛です。男心をくすぐるといいますか。走る度に2本のロッドアンテナが撓るのも格好良い。

今回主人公の主観からみればザクが敵役で登場します。MS-06はJ型?だから凄いシンプル。別にクラッカー(MSの手投弾)をもってるわけじゃないし、対MS戦がまだ無いからミサイルポッドやヒートホークもない。マシンガンとバズーカのみ。
2話に登場のホワイトオーガーはカット少ないですが、よく見るとバズーカの予備弾装をテールスカートにマウントしています。
しかし、相当陸戦がひどかったのか、ホワイトオーガーの装甲塗料の禿げ方は異常じゃなかろうか。プラモ塗りではおなじみのハゲチョロ塗装(装甲のエッジ、つまり実際にすれそうなところに銀色の塗料を塗り、あたかも表面の塗装がハゲて下地の金属がチョロっと覗いているのを表現する)か、と思うくらいでした。

◇まだまだ~!

エスカも借りましたぜ。
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「天空のエスカフローネ」原作が「機動戦士ガンダム」の矢立肇、「マクロス」の河森正治。
監督:赤根和樹
キャラデザ:結城信輝 メカデザ:山根公利
音楽:菅野よう子、溝口肇夫妻。
想い、や信じる心など少女漫画のテーマになるような部分をロボットアニメ基調のビジュアルで表現したらどうなるか、という河森叔父の案で始まった企画。結城特有のファンタジー色強いが、線の細い少女漫画風なキャラデザインと、甲冑をモチーフにしたメカデザインが話題になった。
河森企画ではお約束だが、メカはもちろん可変します。

今、見返してみると、1996年当時、CGすげぇなぁと思っていましたが、なんかサターンのムービーシーンに使われているアニメと似てるなぁ。なんか時代を感じます。
後に続く「アルジュナ」とか「アクエリオン」がCG多様(セルCG)ですが、その走りかな。感情とか心情がキーポイントになるのもそうですね。

河森先生自ら脚本の1話こそ、少女漫画な展開(転校する好きな部活の先輩に告白する)ですが、2話から怒涛の展開。正直、1話の前半で「なんだこんなアニメか」と見なくなってしまった人は2話から目を白黒させる羽目になります(事実、当時のオタクなクラスメイトに一人いた)。
当時の私も、正直まだ子供がぬけきらない年頃だったため、興味は薄かったです。OPにしろEDにしろ、少女漫画っぽく、EDなんて主人公が登場する男性キャラとキスを繰り返す、なんてものだったので、テンションがた落ちでした。兄が放映前に先行発売された1話+真綾嬢のスタッフ紹介のVHSをゲットしてきたので、それの印象がものすごい。セーラー服で登場した、当時16歳の真綾嬢に、「なんじゃこいつ」と思ったのが正直な感想。

相当なスタッフですが、今みるとビジュアルはちょっと微妙なところがあるなぁ。悪くないけども。音楽が強力(豪華)すぎて、画面と合っていない感じ。
ただ、監督の赤根氏もそうですが、渡辺信一郎、逢坂浩司、佐野浩敏などなど、サンライズを代表する偉大なアニメーターが多数参加。戦闘シーンのチャンバラ、エスカフローネを代表とするガイメレフ(ロボ)の立ち絵などは今見ても見事の一言。可変ロボものの肝でもある変形アニメも逸品。山根メカは曲線が多くて、絶対動かしにくそうですけど、メカディレクターの佐野さんが見事にまとめてます。エスカの重そうな足取りとそれを表現する足音が好きです。
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先ほど、当時は微妙だったと書いたばかりですが、今になっては、2話で全員戦死するファーネリア王国の侍大将達の名前をそれぞれ言えるくらいハマってます。
ちなみに写真は変形後の飛竜形態。背中のバァンが手綱引いてます。


音楽はサントラだけは当時聞きまくってましたから、体で覚えてる感覚。次回予告とか懐かしいっす。個人的に一番好きなのは菅野さんの曲じゃなく、溝口さんの作曲の「ファルケンのテーマ」だったかな?チェロの曲ですが、怪しく、繊細で、物哀しいファルケンそのまま。

声優陣も超豪華です。バァン役は関智一。今スネオだっけ。玄田哲章、中田譲治、山口勝平、檜山修之・・・固める脇も今や主役を張る方ばかり。コナンで有名な高山みなみさんですが、この作品でも一人3役こなしていますが(同じ場面複数役で会話するシーンもある)、その演じ分け方が当時から神がかっています。特に発狂寸前の美少年と、聡明で純真な幼い王子は、比べると同じ人間から出た声とは思えない(笑)

ドライデンいい。小杉十郎太さんの当たり役と思うんですがねぇ。金持ちで自由人で博識て、理想じゃないか(笑)ちなみに私はドライデンのセリフで順風満帆という言葉を覚えました。本当です。

◇いつもの

いや~久し振りに漬かった漬かった。

ちなみに無理やり2作品を関連付けるとするならば、メカデザインが一緒というところでしょうか。61式戦車とエスカフローネ・・・。山根氏の才能はマジで凄いです。資料集鬼です。

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どういう人かって他人に聞いたら「静かな人」
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