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◇さて・・・・
全く反響も何も無い小話については、一時の気の迷いとして一切を闇に葬るとして(笑)
久々に何にも用のない土日だったので帰郷。ということで実家レポートです。
嫁さんは大事なご用事があるので完全に一人旅。気楽に思いつつも寂しいような気もして、まずは恒例のおもちゃの八幡屋さんへGO。今日もおばちゃんいなくて、兄ちゃんいました。息子さんかしら。
店内はハロウィンモードになっていましたが、コスプレの子供が多いこと。きっとイベントかなんかやってたのかと思いますが、好きだなイベント。戦国ブームや地元題材の映画もあって元気になった地元ですが、活性化してるって感じで大いに結構。
HGUCの「クシャトリア」を購入しました。思いのほかでかい箱にひるんだのも一瞬、レジに向かいました。最近モンハンのフレさんと話してたジョジョフィギュアが消えていたのだけど、もしかして買われてしまったのか・・・。「田舎でのレアアイテムは完全に一期一会なので、機会を逃したらいけない」という兄の言葉が思い出されます。
リボルテック山口は今月のアイテム、エヴァ5号機劇場版カラーとダンクーガがありました。あと新エヴァ初号・弐号もあったかな。
エヴァは昔のリボルテックの方がアイテムいっぱいでよかったな。今となっては興味なし。映画もみてないし。真綾嬢の演じる新キャラはちょっと気になりますが。真綾嬢もすっかりガイナックスファミリーですね。
ダンクーガちょっと欲しいなぁ・・・。原画のマッシブなフォルムは山口アレンジと非常に合ってるし、断空剣を両手で構えられるところもいい。箱裏の原作台詞と合わせた見本ポーズの数々もかっちょよく、食指はうごきました。お金の余裕と嫁さんの許可があれば買ってたのに。
クシャトリアについてはまた後日。
さらに祖父母のうちによって、愛猫ユウ君とじゃれあってきました。偶然居合わせた叔母(ユウを連れてきた張本人)とも話したのですが、時々にしか来ないのにも関わらず、一番懐いているのは私らしく、自分から膝の上にのってダラーンとマッサージに伸びている姿には嫉妬だそうです。叔母を含め、他の人がやろうとするとダッシュで逃げてしまいます。祖父母のうちは私が継ぐことが決まっているので、「将来の主人がわかっているんだね」とのこと。ただ単に同等とみられ「ほれ、はやくマッサージしねぇか」とせがまれているような気がするのは私だけでしょうか。というユウ君も身体は大きくなりましたが、まだ満1歳には至らず。
大好物は変わらず、外骨格をもった生物。最近のお気に入りは蟷螂。お前すげぇな。いろんな意味で。
それからまた車を飛ばして実家へ。考えてみたら実家にしみじみくるのは久しぶりで、紅葉の始まった山岳を眺めていました。やっぱ山はいいなぁ。
ちょっと小道に入るとトラクターが残していったであろう、土塊が道なりに筋状に続いていて、「こんなの見るのも久しぶりだなぁ」なんてあいかわらずノスタルジックな気分に。でも寒いわ。非常に寒い。
でも夕飯後にこたつでアイス食べたくなるのはなんででしょうね~。寒冷地七不思議の一つ。
◇と、ここで
モンハンファンならびにゲストさん皆様の目を汚した件について自分でフォローするわけではないですが、1ゲーマーとして普通にレビューしますね。
発売して3ヶ月が経って、まぁ、のんびりプレイしている方でも上位クエに進んでいるころかと思います(かくいうど下手な私でさえ、イビルジョーを爆死させている状況を鑑みても妥当な話でしょう)。
弱点属性を把握してクエスト毎に装備を変えるなんてことはもう常識なのですが。その中でもいまだに「
あれ?ジョーさんは弱点、雷?氷?なんだっけ?」なんて声もちらほら・・・。
結局、麻痺装備二人にガンナー二人でいって、麻痺させて眠らせて爆破で捕獲というフルコンボで済んでしまうということもありますが、まぁ、弱点をはっきりさせましょう。
というわけで、
~知ってる人には関係ない、モンスターの弱点講座~
まず、本格的な数値を表示して検討してもいいのですが、実際にプレイ中に確認できるわけではないので省きます。
このモンスターにはどんな属性がどれだけきくのかってことだけ書こうと思います。
ではまずドスジャギィから
龍以外の属性攻撃はほとんど有効ですが、特に火属性は効果大。頭部が弱点ですが、斬撃にも打撃にも弱いので、エリマキ破壊はどちらも有効のようです。ハンマーの練習にはもってこいですね。
続いてドスバギィ
龍、氷属性無効。水と、雷はちょっぴり効きます。弱点は当然火です。頭は打撃よりも若干斬撃の方が有効ですので、トサカ破壊にはハンマーじゃないほうがいいかな。弱点が頭なのはジャギィと一緒。
クルペッコさん
龍、火属性は非常に効果が薄いのでお勧めしません。部位にもよりますが、一番効率よくダメージを与えるのは氷属性です。弱点は頭ですが、ハンマーが一番有効。鳴き声を阻止するための胸への攻撃は銃弾が一番有効です。翼や足など、ほとんどの部位が弾に弱いので(鳥だから?)ガンナーは戦いやすいかも。氷結弾とか効果大ですね。
ロアルドロス(別名ポンデライオン)
火属性以外の攻撃で有効なものはありません。水属性無効。龍属性も頭に少し効く程度で無効といっていいでしょう。頭部への打撃に弱く、すぐに気絶します。斬撃を狙うなら柔らかそうな鬣より実は胴体の方が有効。水中で下に潜り込んで斬りかかると、結構怯みます。尻尾切りやすいです。
ボルボロス
泥なし状態と泥状態で耐性が変化します。
泥なし:水と雷属性無効。龍属性は効きにくいです。弱点火。
泥状態:火・雷・龍属性無効。弱点水。
弱点は腕といえます。どの武器でも安定したダメージを与えられます。破壊すると爪もとれるしね。
尻尾も有効。
ちなみに私の場合は水属性武器で泥を削ぎ落としています。泥なし状態は水無効といえど、泥がなくなると補給にいくので、結局水属性の有用度は高いと思います。
頑丈な頭はダメージ与えにくいですが、唯一ハンマーで破壊できます。
チャナガブル
水、龍属性無効。氷属性もほぼ無効。効果は期待できません。私も知らなかったですが、火属性も効かない!!いつも火太刀で行ってました。あちゃ~。有効な属性は雷属性のみです。
このアンコウにはハンマーとガンナーがおすすめです。特に提灯破壊には、ハンマーの破壊力が極めて有効のようです。
余談ですが、アンコウが水草に擬態しているとき、剥ぎ取りができますが、下位と上位で取れるものが一緒ですので、上位で擬態剥ぎ取りするメリットは何もありません(笑)
ギギネブラ
氷、雷属性無効。龍属性は効いたらラッキー!程度。弱点は火です。
弱点部位は、頭、腹、尻尾ですが、特にハンマーが有効。ギギ様は全モンスター中一番の気絶しやすい体質なので頭を勝ち割れば勝算があります。まぁ、強烈な前方への攻撃に、飛び回って天井に這う習性をどう見極めるかにかかっていると思います。
これまた余談ですが、レア素材の「おそろしいクチ」は尻尾の破壊報酬です。んなばかな~。他頭と腹も破壊できますが、これは両方破壊しないと報酬でません。んなアホな~。
また「不気味な鋭爪」がなかなか取れない、という話もありますが、剥ぎ取り素材なので捕獲してしまうと入手できません(しかもクエスト報酬にもない!)。欲しいなら討伐し剥ぎ取りしまくるべし。いろんな意味でやりにくいモンスターです。
ベリオロス
氷属性無効。水と龍もほとんど効きません。弱点は火と雷にはなると思いますが、実はそれほど効果が大きいわけではないです。弱点は頭で、そこにうまく連撃できれば片手剣なんかでも有効です。
尻尾も肉質的には柔らかいので、狙いやすいかと思いますが、耐久力ありますよね。なかなか切れないのが個人的な印象です。
脅威のスピードを消すためにも爪の破壊が最優先ですが、実は翼が一番耐久力あります。
リオレイア
陸ママ。
背中以外火は無効。その他、効ききにくい属性はありますが、雷属性と龍属性はなかなか有効なようです。
弱点は頭部。これは一作目から変わりません。変えたらブーイング。特に斬撃は脅威的な威力になるので抜刀会心とか溜め斬りとか狙いましょう。龍属性なら尚よろし。
ガンナーなんかだと腹が弱点ですので、貫通弾とか拡散弾とか使うといい感じかも。
リオレウス
空パパ。
ほぼママと同じですが、全体的に効きにくくなっています。耐性は変わらないので、龍属性武器で挑むのがセオリーでしょう。ガンナーは腹ってくだりも一緒です。
ラギアクルス
水・雷属性無効。氷も龍も効き難いです。火が有効に。
パッケージモンスターだけあって、これと言った弱点がありません。攻撃が当てやすく、肉質が柔らかいという点では、胸が狙いところでしょうか。まぁ、でも部位破壊してなんぼ、のモンスターなので、ほとんどのハンターさんは狙いどころはわかっているとは思いますが(笑)
ディアブロス
火属性以外はそつなくダメージが与えられます。火はほぼ無効。氷が弱点。水もちょっと効きやすいのは、無印時代の名残でしょうか(昔は水に弱かった)。
弱点は尻尾の付け根と言われていましたが、先端のハンマー状になっている部分と比べて、根元側がダメージ与えやすいという意味では正解。実は弱点、腹です。特にハンマーで叩かれると泣きたく(鳴きたく?)なるようですね。
逆に頭への打撃はダメージ的にはほとんど意味はないみたいです。
ウラガンキン
火属性無効。雷属性もほとんど効きません。圧倒的に水属性が有効ですが、実は龍属性もなかなかに効率よくダメージが与えられます。氷よりも龍がお勧め。
ディアブロみたく、腹と尻尾の根元以外はダメージ効率が悪いです。特に斬撃は分が悪い。
水冷弾で蜂の巣はなかなかいい感じ。
アグナコトル
火属性無効。雷属性、龍属性もほぼ意味無し。水が最も有効です。
頭や腹などの弱点に、さらには腕の部位破壊にはハンマーが良いようです。
ランスの突進はアグナの身体を貫通しないので、はまって連続ヒット状態になります。麻痺とか特殊攻撃にはいいかもしれないですね。
溶岩が凝固すると、見た目でもわかりますが著しくダメージが減りますし、武器も弾かれて切れ味落ちるので、そっとしておくのも手です。
イビルジョー
通常と怒り状態で少し変わります。
弱点は腹と腕で、実はそれ以外の部位にはほとんど属性攻撃が効きません。頭にも多少効きますが、効果的ではないのです。雷属性と龍属性の攻撃をいかに弱点部位に当てられるかが、ポイントです。
怒り状態の場合、全攻撃が効きやすくなります。相変わらず弱点部位に限られますが、腹へのダメージは1.5倍近く上昇するので、龍ブレス攻撃なんかの隙の大きなときに狙うといいかもしれません。
ナバルデウス
水属性無効。氷もほぼ無意味。火属性もまぁまぁ効きますが、雷属性と龍属性が効率いいです。
弱点は髭で、最終決戦場前に破壊できる唯一の部位でもあります。肉質が固く、有効な武器は無いのですが、肉質に関係なく弾かれない気刃斬りができる太刀がおすすめ。
余談ですが、砥石高速化のスキルをつけておき、ヒレのやや上あたりを狙うように気刃斬りを仕掛ければ、気刃大回転斬りを放つとナバルの肩から背中に回る形になるので、ナバルの攻撃を喰らわず、しかも赤ゲージを保ったまま一方的に攻撃できます。怯みまくるので楽しいですよ。
尻尾は最終決戦始まった直後に龍撃槍までダッシュし、近づいてきたところを当てれば一撃で破壊できるので後々面倒くさくなくて楽です。折った角はナバルが「いってぇ~!」てやってるときに剥ぎ取りしてしまうと取り忘れなくていいです。立ち直る前に2回採取できると思います。
ジエン・モーラン
私はジローラモと呼んでます。ちょい悪。
火属性無効。ほとんどのハンターが水属性と龍属性が弱点と思っていますが、実は水属性は雷属性と共に「まぁまぁ効く」程度です。実は氷と龍が弱点。
ス○ムダ○クの安○先生みたいな腹と胸(顎?)がおおよその弱点ですが、他に大ダメージを与えられる部位があるようです。腕でも口でもない、もちろん牙でもない・・・。どこやねん。
アルバトリオン
スネ夫。
地上と空中では弱点が変わります。
地上:火属性無効。弱点は氷、水です・・・が、他の属性より効きやすいだけ、という程度。
空中:なんと弱点反転。氷・雷属性無効。弱点火属性、龍属性。特に龍属性には弱くなる。
攻撃方法(火ブレス⇔氷柱攻撃)みるとわかりますよね。
属性攻撃の威力は期待できないかも(いっそ無属性武器の方が・・・)。
頭と首以外へのダメージはあまり期待できないかも。弾丸効きにくいです。
私の個人的意見も入っちゃいましたが、ご参考になれば幸いです。
◇いつもの
緑茶に炒った玄米を入れると風味が増します。う~ん。
でもこれって、玄米緑茶ってことになっちゃうのかな??
最近圧力なべをいただきました。こんな良い物を・・・感動です。
あんなものやこんなもの・・・。作りたい料理が沢山浮かぶな~!!
ワインドバドバ入れて牛肉ぶち込んでみたり・・・一回やってみたいなぁ、そんなのも。
強靭な健脚と頭部の巨大な角を使い、地中をも掘り進む巨大な飛竜の名はディアブロスである。
主に熱帯や砂漠を根城とするこの角竜は、そのテリトリーに侵入したものは全力で排除する。
激しい咆哮で敵を怯ませ、棍のように太くしなる尾で叩きつぶし、強烈な突進と鋭い地中からの奇襲は全てを粉砕する。
その中でも特に巨大で、堅固な甲殻が白銀に輝く一本角の亜種をモノブロスと呼ぶ。
「幻の角竜」と呼ばれ、出没すること自体稀である、この飛竜がなぜ目の前にいるのか。
軍の中でも特に”目”と呼ばれる特務兵であるタイガであっても、この突然の状況が理解できなかった。
獲物を視認した白角竜は身を翻し、あっという間に地中へと姿を消す。その動作の意味を理解しながらもその振動に身動きができない。
この状況を速く、隊長に伝えなければ、いや、今この場にいる兵どもに退避命令を出すのが先か。
いつもの冷静さを失った頭が混乱したそのコンマ数秒のうち、小刻みに振動を繰り返す地表の異変に気がつく。水面で言えばさざ波に見えるそれは、角竜が地中から獲物を狙い、飛び出さんと力をためていることを示している。
見える。
その地獄へといざなう”旋律”がひどくゆっくりと「見えてしまう」。
ガアァァァアアア!!!
咆哮一閃、地中から噴火するマグマのごとく中空へと飛び立った角竜は、そのたくましくも凶悪な角にて兵士たちの体を引きちぎり、白亜の体に血の花を咲かせる。
咄嗟に屈んだことで即死を免れたタイガであったが、直後に控えていた銃士の上半身が消し飛ぶのを見、その傍らを舞うのが自身の右腕と理解したのも柄の間、地面にたたき落とされる衝撃で視界がゆがむ。
首を回すこともできない状況で”伝達珠”が右半身ごともっていかれたことだけが悔やまれた。
色気のない話だ、こういうとき他に思い浮かぶことはないのか。抱いた女や仲間の顔、家族達。
・・・母親か。そういえば随分会っていない。
翼を大きく広げ、低重心の姿勢をとると、角竜は突進の構えをとる。
・・・畜生なんて尊大な姿だ。
砂嵐をまとった雄々しい足が振り上げられた。視界に被さるように鈍く光る爪が近づく。
「ち、くしょ・・・。」
それがタイガが見る最後の景色になった。
◇
平野を走り行く、一人の影。
滝のような汗がその女の首すじを伝う。
機兵団歩兵連隊・遊撃隊隊長リィナス・ブランセルバック。
女性の身でしかも他国者の血を引く彼女は、しかしその類稀なる格闘センスを買われ小隊長を拝命している。
今回は本来の彼女の任務ではないが姫君を迎える女性士官の一人として、列席を命じられていたのだった。
細く色が薄いおかげでその一つ一つがつややかに煌めく金の髪は、つい先刻までは見事に結いあげられていたが、結い留めやかんざしは既に外され、今はなびく風そのままに流れている。
迎賓用の底高の靴も随分前に脱ぎ棄てられている。走りまわっているおかげで、足裏には血がにじむ。
伝う汗もこめかみから遂には顎の淵まで落ちたが、それを気にしている暇はない。
ギィイアアアアアア!!
後ろから迫る凄まじい咆哮の後、深林の巨木に見紛う白き巨大な尾が繰り出される。
自分の体を後ろから薙ぎ払うのを狙うそれに対し、急停止をかけると無謀にも迫りくる巨塊に向けて突進する。激突の寸前、バネのように下半身を跳ね上げ一回転する。自分の頭の下、その金髪スレスレを尾甲が高速で行くすぎるのを確認すると着地するや否や、また全力で飛びつく。
狙うは一つ、奴の一本角。
必殺の薙ぎ払いを寸ででかわされた白角竜は、回転力そのままに、今度は自慢の角を突き出してくる。それを逆手にとって、カウンターの一撃を見舞う。
「ぃやぁあ!!」
バキッ!
金属の砕ける音と共に握っていた右手がしびれる。最後のかんざしが根元から折れ、これで手持ちの「武器」はなくなった。
「くっ、無駄か。」
あわよくばと放った渾身の一撃は角への致命傷になるはずもなく、そのまま額を蹴って回避に移る。しかし角竜はその機を見逃さない。
グゥウウウンッ!
「ぐぁっ!」
その強靭な後ろ足を踏ん張り、胸をそらす形で首を振り上げた角竜。
受け身をとり直撃を受けることは免れたが、絶対的な質量の差がある。甲殻の張り出した肩からタックルを受けた左腕は異常なほどはれ上がり、熱いような冷たいような気色の悪いしびれを生み、そこから次第に激痛へと変わる。
「ッ! はぁっはぁっはぁっ・・・」
しかし、駆けるのを止めてはならない。一地に留まれば、必ず地中からの突進の餌食になる、地中から引きずり出すすべをもたない今の状態では、地上に引きつけなければ後がない。
悠長に回復薬を飲んでいる場合ではない。彼女は腰の革袋に忍ばせた活力剤を一息に飲み干すと、己の回復力に懸けた。
式典用にあつらえられた女士官用の長い丈のローブを膝下でちぎり走りやすくしたが、それは下の皮鎧とともに、竜との幾度かの邂逅でほとんど擦り切れてしまっている。武器らしい武器を持たずとも、常人離れした運動能力を生かし戦場を駆けれたのも、相手が人間であったからこそ。さしたる武具もない今は反撃もままならないが、姫の安全のため、なるべく注意をこちらに引きつけなければ。
自分の位置と守るべき者の位置を把握しながら、角竜の間合いからは僅かに逃げる。
敵を斬り、倒し、打ち砕いてきた自分にとって「守る」行為のなんと難しいことか。
しかしこれでは遊撃隊長の名が廃る。
「・・・さて、どうしたものか」
左腕をかばいながら、今はただひたすらに駆けることに専念した。
◇電撃企画
モンハンの話を書いてみることにしました。
といってもモンハンの話じゃないよ。
ヒントを得たというか・・・。外伝的な。
「モンスターを狩りました」じゃ、話にならないので(笑)
「小説」ならぬ「小話」ってことでお送りします。
いつもながら思いつきなので、生暖かい目で見守ってください。
◇
『竜の民』
-序ー
いつからだろうか。風の匂いや土の匂いが、大いなる息吹に感じるようになったのは。
いつからだろう、水の流れや日の輝きが、深淵なる脈動に感じるようになったのは―――。
恐くなって、夜になって母に泣きつくと、こう仰ったものだ・・・
「それは龍神の言葉、龍神の鼓動。敬っても恐れることはありません。あなたの『竜人の血』がそれらに応えているのですよ。」
その言葉よりも、温かさに包まれていることで、いつも寝付いてしまっていた。
あれから幾月が経ったのだろう。星の巡りは変わらないが、あの温もりにだけは二度と・・・
「若、鷹は北の谷に下りたようです。」
「・・!??」
不覚だった。
獲物を追って辿り着いた草原は南に向けて緩やかに下っており、午後の陽光を受うけて一様に良い色だった。
それに見とれて物思いに耽っていたことなど悟られまいと・・・
「ストラウド、獲物の所在が掴めたならば直ぐに伝達するのが道理ではないのか。」
騎上で振り返らず、後方に控えていた家臣の一人に声を掛ける。
ちらと、見やるとあちらも何も気が付いていないフリで、ただ目だけは「仕様のない方だ」と言っている。
単騎馬陣形の狩猟の際に着装するケルビ毛皮の鎧を、代々、古王家時代から仕える将軍家特有の蒼に染めている。馬に乗っているこちらの高さと流石に同じとは言わないが、それでも体躯のよさが大きく目立つ。銃床だけ簡易なものにしているが、雷海龍から作られた銃身を背負うその姿は正に『蒼き戦車』といった風情。彼は史上最年少の将軍にして、この国の装甲騎兵団を指揮する騎士団長の一人。ランバ・ストラウド・セファム=ウォータブレード。
そして私の乳母兄でもある。
「は、申し訳ございませぬ。されど鷹ほどの大きさになれば千里眼薬も役に経ちません。”目”と”耳”に当たらせ、探し出しました。」
「・・・あの二人を呼ぶほどのことだったのか。」
一度城に伝令を送ったということだ。しかも戦時下においてしか活動しない彼らを使うとは。
少しため息がでた。
「鷹の羽飾りは式に欠かせないものですので。」
式に欠かせい・・か。
愛馬の首を少し撫でてやりながら、こんな時に母を思い出すとはまだまだ未熟なのかと自問してしまう。
本格的なため息を一気に吐き出し、空を仰ぎ見る。
鷹の舞い逃れた北の地平の上には、昼の月が淡く浮かんでいる。
なんの巡り合わせか、母がこの国に嫁いだのも今の時期だったという。
また息吹が流れる。緑の草原が揺れる。
北の地から一羽の鷹が飛び立つ―――。
◇
戦人の本質を問うたことはない。
母君は、そういうことよりも自分の領域を場内に広げることに躍起であったし、自分のために娘を「使う」ことは一度や二度ではなかった。
そのあまりの見事さに、家臣は『知慮に長けた聡明な御仁』とみている。あの父上がそれでも傍におくのは、父の邪魔をしない、立場をわきまえている、という印象を巧みに演出しているからだった。
今回の件にしても、政治的な取り決めなのは仕方のないことだ。一国の姫に生まれた時点で覚悟の上でもある。 しかし、あのとき母君は、私の前で泣いた。あたかも辛いことだというように。身が裂かれる思いだとでもいうように。
皆の前で泣きはらしてみせた。
その心根の凄まじきこと。面が厚いという類のものではない。
ここに至っても、あなたは私に心を開かないですね。なるほど、だからこそ、私のようなものが生まれた。
誰にも心を開かない、従順な人形・・・。
「姫様、ご立派ですね」
ふと、付き人の一人が声をかける。
名をサネと言う。幼少から私に仕えるお付きの一人。
「立派・・とな」
視線だけ向けながらそれとなく問いてみる。
「・・・はい。定めとは言え、話できいたことしかない国の、見たこともない御人に嫁がれるなんて。」
「なにを申すか。もともと王家にとって空気にも値しない私くらいには丁度良いことじゃ。・・・サネ、私を慰めておるのか。」
「いえ、そんな!私はご立派だと言いたいだけです。本来ならまだ、婚礼を挙げられる御歳でもないはず。しかも・・・・。」
「・・なんじゃ。」
「あの国では、女も戦場に狩り出すとか。」
「ほう。」
「それに着物は全て鉄で出来ているとか。」
「ふむ。」
「しかも、牛を食べるんですよ!!?信じられません!」
「・・・ん、なんと。それは困った。」
「・・姫様、本当にいいんですか!?」
「だからお主は何が言いたいのじゃ。」
こう長く一緒に入ればお互いの事は口にしなくとも、すぐわかる。サネもまさか世話人達の噂話など本気にはしてはいまい。私の気が少しでも和めば、とおどけてくれているのだ。
「本当にご立派です。」
「そういうと皮肉に聞こえるが。」
「左様でございますか。」
大げさに首をかしげて見せる姿も演技かかっている。
「・・安心せい、サネも一緒に連れていくつもりじゃ。」
「ふふ、それは困りました。」
「牛を気のゆくまで味わえるぞ。」
サネは、困った困ったと言いながら、いつもの親しみのある笑顔を私にむける。
私も目を伏せながら、笑った。本当に頬が痙攣したような些細な笑い方ではあったが。
束の間の談笑であったが、張りつめた空気が和んだように思う。話を聞いていたであろう、部屋の外で控えている者達サネと同じ、もしくは少しばかり下の者達)までもいくらか落ち着いた様子だ。
「では、私はまだ準備がありますので失礼致します。ゆっくりとお休みください。」
部屋から出て行こうとして、直前になりこちらを見ずサネは言った。
「姫様、あなたは決して一人ではありません。私がいつもお傍におります。」
「・・・うむ、ありがとう。」
”そう言うと皮肉に聞こえる”。
あなたは一人ではないと言ったサネの瞳と、
ありがとう、と応えた自信の胸の内・・・。
思い返し胸の奥がひどく疼く。
私は知っている。
彼女が母君の手の者だということを。
私は知っているのだ。
彼女が焚いた火鉢の炭が、パチンと弾ける。
本来なら暖かさを感じるはずの音が、胸に突き入る様で思わず振り返る。
今日も眠れそうにはない――。
◇
出立の日、煌く白金の鎧をまといし一団が迎えにきた。
甲羅竜の背に揺られながら籠の外をそれとなく覗いてみると、一際大柄な甲冑姿が目に入った。かくも他国の武人は派手好みの様相。白金に蒼の装飾のなんと絢爛なこと、その目立つこと。あの出で立ちでは戦場でここを弓の的にせよと言っているようなものだ。
あまりに見過ぎていたのか、相手からも見られていることに遅れて気付く。兜に半ば隠れていても無表情と伺えるその顔からは何を考えているかは分からない。
しかし、鎧姿から見るに殿に近しい者、側近と思われるので、その姿から主の姿を想像してみようと、それでも見つめ続けていた。
ふん、なんじゃこの唐変朴め。
することも無い道中、暇を持て余してついた悪態。
聞こえるはずの無い内の声に、唐変朴の表情が変わったと思った時だ。
その時は唐突に訪れた。
「各個、警戒しろ!!」
ドォォーン!
上がる怒声に、甲羅竜の地鳴りの様な悲鳴。どこからともなく起こった爆発とともに視界が大きく傾き、尋常でない振動を籠に伝える。窓からの景色はちぎれ雲の浮かぶ空だけに
なり、一瞬上下が分からなくなった自身の安全に気を回している間に、ぶしつけに鳴る角笛の音に思わず身を固くする。
野盗や大獣の類ではない。統率された集団の襲来。
しかもそれはーーー。
◇
ランバはまず状況の確認をした。
兵の数はこちらが少ない。状況によっては私も無傷では済まないか。
謀られたことについては後で存分に怒るとして、今は優先事項を整理する。
相手の狙いは明らかだ。包囲網を抜けるにはまず防御に徹し、タイミングをみて薄い所からぶち破るしかない。
「タイガ、バンドー、それぞれ西、南だ。三点角で姫君を守る。優先事項は姫の死守、いかなる障害も全力で排除!責任は俺が取る。」
「了解です!」
「は!ですが、今の場所からだと北側が手薄になります。」
「問題ない!まずは目の前に集中しろ!」
「了解ッ!」
兵士の数は3箇所にそれぞれ4名ずつ。一個中隊規模であるが装備が装備だ。自分を含め全員が式典様装備である。カブレライト合板の盾は防御力としては十分でも、獣の意匠を
施した装飾の類をみればおよそ機能的とはいえない。私も使い慣れた装甲兵の装備ではないのが悔やまれる。
まぁ、北側には奴がいる。かんざし二本でもあれば十分なはずだ。
先ほどまで騎乗していた愛竜の死骸の陰から敵陣を伺う目を走らせる。この平地を囲むように草茂る土手に待ち伏せされたのは明らかだ。
先程の爆発は地雷の類ではない。地雷ならまだいい、あれは今の状況にとっては最悪と言える。
ガチャリ
「数は4。一つはなかなかに遠距離です。」
”耳”であるバンドーから伝達が入る。
「指揮官が見えない。個々に独立して狙ってきている。もし
かしたら暗部かもしれん。」
こちらは”目”タイガの情報だ。
互いの部隊は距離にしてそれぞれ30mずつは離れている。
ここで役に立つのは装備にはめ込んだ「伝達珠」の効果だ。距離が離れれば効果は薄れるが、この距離ならほぼ完璧に情報伝達が行え、私自身が”目”であり”耳”となり、部下もそれぞれまるで私になったような感覚だ。
「第2波、来ます」
「閃光玉投てき後、敵状確認。多分、光対策しているのでそれ自体に意味はないが注意をこちらに向けるだけでいい。」
「了解、援護します。」
タイガが鳥竜のゴーグルを着装したのを見計らって、それぞれが2、3発閃光を投げ込む。味方を囲む様に四方に閃光の花が咲く。
それにやや遅れて、ヒュウンと耳触りな風切り音が続き、ブシュと鈍い衝撃が壁にしている死肉に伝わる。
その直後に激しい衝撃が盾に預けた体を揺さぶる。血生臭さとツンとした火薬の匂いが鼻腔を刺激する。 拡散弾の集中砲撃を受け、先ほどまで竜であった肉は爆ぜ、臓器を散らし、辛うじて残る四肢が原型を留めているに過ぎない。
最早壁としての役割も果たさなくなった肉塊をみて、敵は留めを撃ち込もうとするはず。
「装填音無し、速射で第3波、きます。」
まだだ、もう少し引き寄せる。
ズガガァアン!
「くっ!」
思った以上の衝撃に一瞬背中に冷たいものが流れたが、体は動いていた。
「装填音、2時方向、6時方向、9時方向!11時方向には確認できず!」「移動している形跡も無し!」
”目”と”耳”の情報は逐一伝わってくる。予想通りと確認しながら爆風にまみれながら、抜剣する。
「突貫!我に続け!!」
味方ガンナーの弾幕援護を受けて、一直線に眼前の林に向け駆ける。葉の色に擬態した装備の敵を視認するや、敵が銃口を向ける前に剣を投げつける。
「はッ!!せりゃ!」
敵銃兵の右肩に突き立ったそれはそのまま背後の木の幹に敵兵を標本の如く釘打つ形となり、投げつけた勢いのまま前転すると、全体重と遠心力を乗せた盾の一撃を頭部に見舞った。
盾に付けられた獅子の装飾が額から頭頂部の装甲にかけてめり込み、さながら獅子の印を押された敵兵は、顔にあるそれぞれの「穴」から血を噴出させ、奇妙な呻きをあげると動かなくなった。
その敵銃兵を援護するはずだった傍らの敵剣兵は、その電光石化の動きに怯む。その隙を逃さず続く部下たちが数に物をいわせ囲みこむ。
数刻も立たずして、1拠点の制圧を完了する。
部下に少し離れてしまった他部隊に報告をさせる。
囲まれた状況はなんとか打開されたようだ、これから北東に姫を退避させつつ、陣形を張りなおせばいい。それから城の本隊の到着まで持ちこたえればいい。
「・・ふぅ、野戦は苦手だ。」
軽剣にした血を簡易的にも拭いとると、敵兵装備を見る。
軽装に見えて、良質の鉱石の鎖を重ね合わせたことで強度を備えた独特の鎧、反りの有る片刃の剣・・・。
間違いない。アステア王国の兵士だ。
「跡目争いや派閥の争いなど、小さい内乱が絶えないという噂はきいていますが、これほどとは。」
兵士の装備は、眠剣や麻痺剣の類ではないし、銃兵にしても、対飛竜ではなく対人より兵装が多い。高威力の散弾の予備弾を見つけた時には確証に変わった。
明らかに自国の姫を暗殺しようとしている。しかも我らが国内にて。そこには政治的な問題が大きく絡んできているのは明らかだ。今回も国家間の結婚も表面上相互の発展協力を高めていく目的であったが、やはりなんらかの陰謀が隠されていたのだ。
どうして敵兵の侵入を許したのか。
いや、そもそもアステアの本当の目的はなんだ。
「・・・気を抜くな、また戦闘中なのだぞ。一番近い南側を経由して姫様の確保に向かう。陣形を整え直せ。」
今考えても仕方がない。自分に渇を入れるつもりで部下に檄を飛ばす。
「タイガはどうした、西側の状況は確認できないのか。」
「ス、ストラウド将軍、バンドー技術大尉からです!
『至急退避サレタシ 至急退避サレタシ』以上!」
「なんだと!?退避?いったい・・・。」
!?
異質な、明らかに異質な感覚がこの場を埋めていくのを感じる。物事を体に伝える全ての感覚が捻じ曲げられるような感覚。そう、あたかも自身を圧縮されているような・・
「し、将軍!!?」
部下が悲鳴を含んだ声を上げる。敵兵の死体がゆっくりと立ち上がる。
まだ生きている、そんなはずはない。割れた額から流れた血が鎧を濡らす。まだ乾かないそれは、尋常ではない出血の量を示している。
首をもたげた敵兵の亡骸は、やはり意思をもって動いている風ではなく、しかし、立ち上がった状態のままだ。
ふいに紫炎が吹き出すと、死体を覆っていく。敵兵それぞれ、少しずつ紫の炎ーそう呼ぶには暗すぎるーに覆われ、同時に姿を消していく。
「な、なにが起こっているんだ・・・。」
一点に集約されつつある紫の光はやがて輝きを増し、中空で大きな球体を形成し始める。
それが一段と光り輝き、巨大な閃光になって当たりを包み込むと、消滅した。
◇
ギィイアアアアアア!!
その場に居た全員がその、空気切り裂く咆哮に耳を押さえた。
ランバの身の丈の2倍はあろうかという、巨大な尻尾をしならせ、その先端についた巨大な岩石状の甲殻を大地に叩きつけ轟音を響かせる。
額からは白く輝く一角を天に伸ばし、強靭な二本の足は大地を抉り進む。
白亜の飛竜『モノブロス』。
光の中から出現した、この荘厳なる巨竜は、それまでの人の争いをあざ笑うかのようにその場を見下ろし、見上げる者たちを絶望の淵へといざなった・・・・。
◇いつもの
モンハンは決してこんあゲームじゃないです(笑)
この後は不定期発表です。
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自分としてみたら「理屈っぽい人」
酒に酔うとさらに真面目になり、持論を展開して語り始める。気が付くと周りの全員がうなづき聞いている。本人はおちょこで酒飲んでる。動画で撮られてた。本人だいたい覚えていない。
